秋葉まつり

「秋葉まつり」は知立神社境内にある秋葉社に若衆による勇壮な「手筒花火」を奉納する例祭です。(毎年9月中旬の日曜日におこなれる) 昼間は市内6カ町(宝町・山町・山屋敷町・中新町・本町・西町)の若衆が花火玉の代わりに石を入れた「玉箱」を担ぎ、「長持ち唄」を歌いながら威勢よく町内各所を練り歩きます。

夕方になると知立神社に宮入りし勇壮な手筒花火を披露します。輪になった若衆の手にした手筒花火から火の粉を吹き上げる勇壮な奉納行事で、打ち上げ花火とは違い、至近距離で吹き上がる炎に圧巻されます。円陣を組んだ10人の若衆達が手筒花火を両手に持つと、素早く点火。轟音と共にオレンジ色の幾本もの火の柱が立ちます。その高さはおよそ7メートルにもなり、若衆の上にはおびただしい火の粉が降り注ぎ、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で仁王立ちの状態で耐えながら手筒花火を奉納します。最後には「はね」と呼ばれる、衝撃音と共に手筒の底が破裂する爆発によって幕を閉じます。手筒花火の後には、乱玉の打ち上げや仕掛け花火の奉納もあります。知立の秋の風物詩として、昔より伝えられてきた勇壮な祭り行事です。今回で4回目となるCHIRYU 輝 PROJECTによる秋葉まつりの取材。 初めて取材した時は、若衆による手筒花火の迫力を間近で感じ、身も震え、圧倒されました。火の粉を浴びながらも、熱さと恐怖に耐える繋いだ手に地から離さない足。感動を覚え、一年後の秋葉まつりが待ち遠しくなりました。二年目、三年目と取材を重ね、手筒花火だけでなく、宝町・山町・山屋敷町・中新町・本町・西町の六町それぞれの秋葉まつりへの想い、伝統や歴史、継承の心配さえも身に染み、秋葉まつりの観方、視点も多面的になりました。四年目の今年は、今までとは違う取材をしようと思い、あえて少し離れたところから、客観的に見てみました。
小さな町、知立市の知立神社周辺は、多くの人で賑わい、近くまで行っても手筒花火の点火の瞬間は見れず、空高く打ち上げられた手筒花火を天を仰いで見入ってみる。打ち上げられた花火に空から降り注ぐ火の粉の様子は、火の神様が舞い降りたかのようでした。
江戸、明治、大正、昭和、平成と時代を渡り、来年には、また新しい時代へと突入します。秋葉まつりもまた次世代へと継承され、受け継がれていくことでしょう。少子化の現代、後継者の減少も神事の継承への影響も心配されますが、現代で失いつつある大和魂のような勇壮な姿を人々は心待ちにしてやまないことでしょう。

 

 

 

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