【徹底取材】知立青年会議所主催・2017年青少年育成事業『幸運の秘宝を探せ!~多くの仲間と謎を解け~』イベントレポート

2017年7月15・16日の2日間にわたり、知立青年会議所が主催する青少年育成事業イベント『幸運の秘宝を探せ!~多くの仲間と謎を解け~』が、知立弘法山遍照院(へんじょういん)で開催されました。本イベントには知立市内の小学4~6年生の生徒が総勢99名参加し、「思いやりの心」「人とのつながり」「見返りを求めず誰かのために行動する大切さ」「感謝の気持ち」を学びのテーマに、さまざまなプログラムを体験。輝プロジェクトも参加し、子どもたちが本イベントに参加し成長する様子を間近に見てきました。プログラムごとに、その様子をご紹介します。

【1日目】

6:30、参加者の受付開始に先立ち、事務局に集合。知立青年会議所メンバー・ボランティアのミーティングが行われました。8:00からの受け付け開始を前に、参加者とその保護者の多くが集合。子どもたちの表情からは、本イベントへの期待感がうかがえました。保護者から大切なお子さんを預かるということもあり、知立青年会議所メンバー・ボランティアも気を引き締めて入所式に臨みました。

 大広間は大勢で埋め尽くされ、荷物置き場、食事場、男子生徒の寝床として使用。

伝言ゲーム

今回のイベントでは、A~Iの9チームに分かれた子どもたちとコーディネーター・アシスタントが、行動を共にします。チームには7校の小学生が混在しているので、初対面同士の子もいて、最初は緊張していた様子。この緊張をときほぐすために行われたプログラムが、伝言ゲームでした。伝言が回ってくるのを待つあいだも、ワクワクしている子どもたち。お題とは全く違う答えも出て、会場には笑い声があふれました。

4~5問の伝言ゲームを終え、グループ間には自然と調和が生まれ、一気に距離が縮まりました。

謎解きラリー

初日プログラムのメインイベントが「謎解きラリー」。配布されたクイズを、遍照院の境内に掲示された多数のヒントをもとに、チームが力を合わせて解き進めます。大人でも解くのに苦労するクイズが多く、チームみんなで頭を抱える様子も。ぐんぐんと気温が上がる中、境内を歩き回り、さまざまなミッションをこなします。

チーム内で“思いやり”を共有しなければ正解にたどり着けない問題もあり、子どもたちはこの謎解きラリーで、“思いやり”について深く考えていました。秘宝を手にするためのミッションの一つ、「チーム全員で大縄跳びを25回飛べ」では、何度も何度も挑戦を重ねていました。また、役割分担をする様子も見られ、チーム全体のことを考えて行動することの大切さも学んだようです。ここでは、本イベント名に登場する「秘宝」を手にすることができました。

昼食を終え、午後からも残りのクイズに挑みました。

謎解きラリー後の、ごほうびのかき氷もぺろり。熱中症の警戒情報が出るほど暑い中、よく頑張りました。

夕食準備BBQ

夕方からはバーベキューの準備が始まりました。今回は、ただ待っているだけでは食事にありつけません。子どもたち自らが役割分担し、バーベキューを完成させます。大人から明確な指示がある訳ではなく、子どもたちが考えたやり方を見守るのみです。

割り振られた食材をチームの炊事場に持ってきては、肉や野菜を切っていきます。チーム約10人では炊事担当の役割は多すぎて、そこから外れた子供たちは新たな役割を自ら探し出し、座る場所を作ったり、舞い散る灰や熱さに耐えながら、火種となる炭の火付けをしたりと、それぞれが考えた役割を全うしていました。

ドラム缶風呂体験

夕食の片付けをみんなで協力して終え、入浴へ。今回は、ドラム缶風呂を体験しました。初めて見るドラム缶風呂に最初は戸惑っていましたが、入浴後は「気持ちよかった」「もっと入りたかった」との声も。

実は、周囲からの大反対を押し切り実施されたこの「ドラム缶風呂」。IT技術が発達した現代は、対面でのコミュニケーションが希薄になりつつあります。「人とのつながり、不便さを体験することなく大人になってほしくない」そんな思いがあり、青少年育成委員会委員長、寺町氏が唯一推し進めてきたものです。

毎日当たり前のようにしている入浴が、ドラム缶になっただけでこんなにも不便で人手が要ることなんだと、子どもたちも実感していたようです。

肝試し

夜の境内は灯りも少なく、大人にとっても少し不気味に感じられます。そんな雰囲気に、「肝試し嫌だな、怖いな」と怯える子どもたち。みんな自然と手を繋ぎ、薄暗い境内を歩きました。

ろうそくがゆらめく小さな洞窟の中から「秘宝」を見つけ出し、肝試しは終了。手を繋ぎ、みんなが1つとなって行動したことで、子どもたちの距離はさらに縮まったようです。

就寝

男子と女子が2つの部屋に分かれ、自分たちで布団を運び、自分たちで敷きます。友達みんなが同じ部屋で寝ることは、子どもにとっては非日常のワクワクする体験。興奮してなかなか寝付けずにいましたが、1日動き回った疲れもあったのでしょう。22時頃には就寝しました。

【2日目】

2日目の朝は6:00起床から始まりました。布団の片付けと身支度を済ませ、6:30からはラジオ体操。毎日遍照院でラジオ体操をされている方にも、ご協力いただきました。

その後朝食をとり、8:00からはみんなで朝の掃除。感謝の気持ちを込めて、すみずみまできれいにしました。

道の市クイズラリー

毎月第3日曜日の午前中に、弘法通り・遍照院駐車場と山門までの参道で開催されている「弘法笑店街 道の市」。ちょうど本イベント2日目に開催されました。

多くの露店が軒を連ね賑わう中、出店者からの協力を得て、子どもたちは道の市クイズラリーに臨みました。ここでも、チームみんなが協力し合ってクイズを進め、“思いやりの心”を育んでいました。

座禅体験・説法

昼食後は、座禅体験と説法。ご住職から、座禅の意味や作法を教わりました。最初は静かに集中するものの、つい居眠りをしてしまったり、座禅を組まない子もいたりと、ここまでの疲労が出ている様子もありました。本堂地下にある、真っ暗な闇の中を行道する「戒壇めぐり」を挟み、さらに座禅。「あと少しだから最後まで頑張ろう」と声をかけると、最後にはしっかり姿勢を整えて、目を閉じて集中していました。子どもなりに、自分と向き合える時間となったようです。

退所式・解散式

座禅体験を終え、退所式へ。この2日間のプログラムで、チームが協力して集めた「秘宝」(ビーズ)を使い、ブレスレットを作成。小さな手で真剣にビーズを組み合わせているところが印象的でした。

“秘宝”という1つの目的のために、チームが一丸となって取り組んだ成果が目に見える形となったブレスレットに、子どもたちは大満足。みんなと“おそろい”ということも、良い思い出となったようです。

2日間、親元を離れて、慣れない環境で過ごした子どもたち。最後には、みんな少したくましい顔になり、帰路につきました。

輝プロジェクトコメント

昨年に続き今年、青少年育成事業に参加させて頂いて感じたことは「どうしてこんなに過酷、過密スケージュールにするのか?」この疑問を知立青年会議所理事長の加藤氏に投げかけたところ、このようにご回答いただきました。

「2日間とはいえ、子供たちにとって一生に一度しかない夏。決して手を抜くわけにはいきません。無難に終えれる事業では、子供たちの成長や気づきも得られません。そして精一杯おこなった事業の先に、私達自身の成長もあるのだと思います」

自他共に成長が出来ること。それは多くの人が面倒だと思ってしまうことでしょう。新たな挑戦や誰もが臆してしまうことを、奉仕・修練・友情のもと知立青年会議所の志を改めて実感しました。

 

 

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