秋の味覚はマコモダケで決まり!

ほのかな甘味でシャキシャキ素敵な食感。主張しないひかえ目だけど栄養たっぷり。

 

『豊かな土壌で育ったマコモダケをいかがでしょうか』

米づくりをされていた岡田夫妻。安城にはイチジク、刈谷にはブドウなどの特産があるが、知立に特産がない事に思い立ちます。4年前に新たな特産品づくり、マコモダケの農家へと転身をされました。今回の取材をつうじて、日々の研究や土壌作りに手間隙をかけ、手植えの作業など。これまでに大変に苦労されたことが、ひしひしと伝わってきました。マコモダケにかけるこだわりと愛情。地域の活性化につながればという想いと決意。今回はそんな岡田夫妻とマコモダケについてご紹介したいと思います。

――そもそもマコモダケとは?

マコモダケはその食感や食味が非常にいい割にまだまだ知られていない食材です。5月から6月にかけ田植えをおこない、9月下旬~10月に収穫時期をむかえます。(イネ科マコモ属で、根元にできる肥大した茎の部分を指す)。古来から食用や薬用として身近な植物です。まだ見かける事は少ないですが、近い将来は他の野菜と同じように並ぶ存在になることでしょう。

――どこで岡田さんのマコモダケを食べれますか?

9月下旬から10月にかけて、JA知立店・安城店で積極的に売り出しをして頂いています。期間中、三河スローフード「蔵ら」さん、「南陽うおも」さん、ホテル「クラウンパレス」さんなどで食材で扱って頂いているので、いろいろなマコモダケの料理を楽しんでみてください。

マコモダケのいろいろな食べ方

調理法はさまざまで、まずは生で食べることができます。茹でて良し、揚げて良し、火を通すと甘みと香りが増し、まるで竹の子ととうもろこしを合わせたようだとの声も。食材としての扱いやすさもグッド。竹の子とは違い、料理に使う際に湯がいて、アク抜きをする必要がありません。生のまま、キンピラにしたり、炒め物、煮物にしたり、手軽に扱える点も優れものなのです。茹でたマコモにマヨネーズ、味噌やゴマにも相性抜群。BBQの食材として塩を振って食べてもおいしいです。変わった料理法では、マコモダケ茶・マコモうどん・クッキー・パン・ロールケーキはマコモのキレイなみどり色のままで出来上がります。根・茎・葉すべてを活かすことができます。

驚きの栄養価!

感激するのが「マコモタケ」の栄養価!。食物繊維が豊富で、たんぱく質、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄など無機質から、ビタミンA、C、D、E、K、B6、B12、葉酸などのビタミンを含み、きわめつけはコレステロールが0。腸内の老廃物を取り除くデトックス効果や血圧を下げる効果、糖尿病や骨粗鬆症予防もできる、超健康食材。

マコモダケをはじめた当初は

栽培を始める前にマコモダケに力をいれている、三重県の菰野町(こものちょう)商工会へお話しをうかがってきました。「販路が確保されてないと難しいですよ」、と言われました。まだ認知度が低いので食用として認識されるまでも時間がかかりました。栽培の仕方は当初からいろいろな方に教えていただきました。碧南でニンジンの栽培をされている鈴木さんに手伝っていただいたり、池田牧場さんから10トンの肥料で土壌づくりから始めました。やはり良い作物は土壌からです。今でも改良を加えながら日々研究しています。苗にもこだわっています。苗によって成長度合いが変わったりしておもしろいですよ。調達した苗を期間を置かず植えた苗と、数日、太陽光をあてた苗とでは太陽を浴びた苗は丈夫に育つこともわかりました。知立は水質もとっても良いんですよ!マコモダケの生育データについて国立大学の教授に聞いたり、他にもプランナーさんやいろんな良い方達に巡り逢えて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

岡田さんや家族について

奥様の夏江さんは、(愛知県農村生活アドバイザー資格を持つ)マコモダケの栽培以外にも学校に豆腐づくり講習もされています。マコモダケの土壌は深くぬかるんでいます。夏江さんは昨年、作業中に疲労が重なり、膝を悪くしてしまいました。一時期は、本当に大変だったが、今は命懸けで何としてでもという気持ちで日々研究をしています。家庭でマコモダケを孫がおいしいと言って食べてくれるのでとても嬉しい。こどもは味にも正直なので一層に嬉しい。お嫁さんがマコモを使って、シフォンケーキを作ってくれるんですが、これもまた美味しいんです。今後も諦めずマコモダケをみなさんに知っていただき食べてもらいたいです。

思わぬ害獣被害にも

一昔前、毛皮ブームで毛皮用にヌートリアを飼ってた人達がいたんです。ところが毛皮が暴落して、川辺に捨ててしまったんですね。それで今でもヌートリアが生息しているんです。昨年までは、網で囲っていたが、ヌートリアが壊して入ってきて、マコモを食べちゃって困ってました。それからヌートリアの生態をいろいろ研究して、今年はアルミサッシで入ってこないように工夫してみました。いまのところ入った形跡がないので一安心しています。ヌートリアは、おいしいものをよく知っています。それに安全なところを探して来ますね。まだ販路の開拓をしなければいけない時期です。市からの助成制度も活用していきたいが、人材が増えないことには助成されないという悩みもあります。栽培で一番大変なのは草刈りで、これを怠ると雑草に栄養をもっていかれてしまい、マコモダケが根腐れしてしまうんです。

マコモに秘めたチカラ

■「マコモに水質浄化の働きあり」マコモを使った水質浄化事業が琵琶湖や霞ヶ浦をはじめ各地で行われています。

■「マコモで水が腐らない」マコモの根を粉末状にしてお風呂に入れると、水が腐らないといわれています。マコモの耐熱菌で水を腐らせる原因の湯垢や体から出る老廃物を分解してしまうそう。

■「すぐれた体内浄化作用」アトピーや切り傷などにいいともいわれ、商品化もされています。

【マコモについて深いはなし】

■よく「五穀」と言われますが、米よりもはるかに古い穀物として栽培されていた、まこもを入れて、古代では「六穀」だったと言われています。

■お釈迦様が葉を編んでマコモでムシロを作り、その上で病人を治療したという話が残っている。

■北米大陸ではマコモの実をワイルドライスと言い、野鳥のお腹にマコモを詰めた代表的な料理があります。いのちをつなぐ最も大切な食べものとして伝統的に食べ続けられています。欧米では健康によい高級食材として利用されています。

■日本最古の書物「古事記」「日本書紀」、歌集「万葉集」にも記載されており、出雲大社や氷川神社などの神事で使われる霊草としても有名です。

■知立神社の花しょうぶが満開を迎えても花を咲かせていない区画が・・それは知立神社に古来から生息するマコモダケだそうです。

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1 Comment

  1. マコモダケは
    毎年JAさんで買っています。
    今年もよろしくお願いします。
    d(^_^o)

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